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外付けHDDから異音がする|大切な写真を守るための確認事項

写真保管棚に置いた外付けHDDとアルバムを描いた、異音発生時の確認を促すイラスト 写真技法
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こんにちは、ヨシヒコです。

写真を開こうと外付けHDDをつないだら、いつもと違うカチカチという音。フォルダーを開くのも遅いし、このまま使って大丈夫なのか気になりますよね。

中に旅行や子どもの成長記録、仕事で撮影した写真が入っていると、すぐに別の場所へコピーしたくなると思います。ただ、故障が疑われるHDDでは、その読み取りが負担になることもあります。

擦れるような音や強い音が繰り返す、異音と一緒に認識不良やコピーの停止が起きている場合は、作業を続けず使用を中止してください。 電源を入れ直して様子を見るのも、いったん止めます。

一方、HDDは正常に動いているときにも音がします。まずは「音がしたから故障」と決めつけず、すでに分かっている状態と、残したい写真の有無を整理していきましょう。

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外付けHDDは、音がするだけで故障とは限らない

HDDは、内部の円盤を回転させ、磁気ヘッドという部品でデータを読み書きしています。回転や部品の動作に伴う音があるので、無音でないこと自体は不自然ではありません。

HDDメーカーのSeagate(シーゲイト)は、ヘッドが停止するときにカチッという音がする場合などを説明しています。バッファローのFAQにも、HDDを利用できていて、まれに音がする場合は正常動作という案内があります。バッファローの異音に関するFAQ

ただし、これは「カチカチと鳴っていても使い続けてよい」という意味ではありません。普段と比べて急に音が変わったのか、繰り返し鳴るのか、ファイルを開けないなどの不具合もあるのかで、考え方が変わります。

同じ「カチカチ」という言葉でも、聞こえ方には個人差があります。音の表現だけで故障した部品や、写真が戻るかどうかを判断することはできません。

大切な写真があるなら、先に使用を止めたい状態

次の表は、故障を診断するものではなく、次の行動を選ぶ目安です。確認のためにもう一度HDDをつなぐのではなく、すでに気づいている症状で考えてください。

すでに分かっている状態 次にすること
擦れるような音や、普段と違う強い音が繰り返す 使用を中止し、再通電せず相談を検討する
異音に加えて認識しない、コピーが止まる 接続先を替えて試し続けず、写真の必要性を整理する
落下や水濡れの後から音が変わった 再接続や自己分解をせず、状況を伝えて相談する
以前からの音で、読み取りなどに変化はない 型番の公式FAQ・説明書で通常動作音の案内を確認する
正常な音かどうか分からない 重要な写真がほかにあるか確認し、メーカーへ状況を伝える

「ファイルが見えているから故障していない」とは限りません。また、表に当てはまらないから安全ということでもありません。

異常が疑われる場合は、機器の説明書に従って使用・通電を止めます。音を聞き直したり、相談用の録音を作ったりするためだけに電源を入れないようにしてください。煙や焦げたにおい、異常な発熱があるときは、データより身体の安全を優先し、無理に本体へ触れたり分解したりしないでください。

外付けHDDの症状と別の保存先にある写真の有無から、使用中止・メーカー確認・復旧相談を選ぶ判断図

異音がするHDDから、すぐバックアップしてもよい?

普段のバックアップは大切ですが、正常に動いているうちにコピーを残すことと、故障が疑われるHDDから今すぐ全データを読み出すことは別です。

バッファローは、異音が出て故障が疑われるHDDについて、動いていてもバックアップや診断ソフトの実行を推奨していません。読み取りによって状態が悪化する場合があるためです。異音発生時の対処方法

そこで先に探したいのは、問題のHDD以外に残っている写真です。

  • 撮影に使ったSDカード
  • パソコンの取り込み先や、別の外付けドライブ
  • NASに保存したコピー
  • クラウドや、スマホへ転送した写真

たとえば、HDDには撮影後のRAWとJPEG、スマホには共有用に小さくしたJPEGだけが残っている場合もあります。「スマホに同じ写真がある」だけで、必要なデータがそろっているとは限らないんですね。

撮影日やフォルダー名を手掛かりに、別の保存先でファイルが開けるか、必要な画質や形式か、動画も残っているかを確かめます。ここで調べるのは、異音がするHDDの中ではありません。

別の場所に必要な写真がそろっていれば、そのHDDから無理に取り出す必要はなくなります。ほかにない大切な写真があるなら、コピーやスキャンを追加する前に相談する方針でも構いません。

写真を残したいときに避けたい操作

異常が疑われるHDDでは、次のような操作を重ねないようにします。

  • 電源の入れ直しや、USB接続先の変更を繰り返す
  • 止まるコピーを何度も再試行する
  • 診断ソフトや復元ソフトで長時間読み取る
  • フォーマットや、書き込みを伴う修復を実行する
  • 本体をたたく、振る、ケースを開ける

削除したファイルを探すソフトと、物理的な故障を直す作業は同じではありません。「無料で試せるから」という理由だけで、異音がするHDDに復元ソフトを使うのは避けたいところです。

なお、ポータブルHDDでは電力供給の条件が関係する場合もあり、メーカーのFAQには給電方法の確認が案内されています。つまり、HDDを接続しているケーブルに問題があるケースもあるということです。ただし、これも「どの異音でもケーブルを替えれば直る」という意味ではありません。

まずはHDDを動かさずに分かる型番や、対応する電源・ケーブルの仕様を確認します。接続を伴う確認を行うかは、機種別の説明と症状、データの重要度を踏まえてメーカーへ相談してください。差し込めるだけの別のACアダプターを使ったり、原因が分からないまま機器を替え続けたりしないようにしましょう。

修理かデータ復旧かを決める前に整理すること

ここでは「HDDをまた使えるようにしたい」のか、「中の写真を取り出したい」のかを分けます。

修理では、検査や部品交換などに伴いデータが消去されたり、HDDそのものが交換されたりする場合があります。バッファローも、メーカー修理とデータ復旧の目的の違いを説明しています。メーカー修理とデータ復旧の違い

保証期間内であっても、写真まで元どおりに戻る保証とは限りません。修理に送る前に、データ保持の扱いを確認しておきましょう。

相談前には、次の情報を分かる範囲でまとめると伝えやすくなります。

  • メーカー・型番・容量
  • 取り出したい写真や動画、ほかの保存先にあるコピー
  • 音が変わった時期と、その直前にしていたこと
  • すでに分かっている認識状況やコピー停止の有無
  • 落下・水濡れの有無、試した操作

全部を埋めるために再接続する必要はありません。「昨日、旅行写真のフォルダーを開いたときに音が変わり、それ以降は電源を入れていない」といった説明でも、状況を整理する助けになります。

必要なデータが別の場所にそろっているなら、データ復旧を依頼せず、メーカーへの修理相談や買い替えを検討する選択肢もあります。

一方、バックアップのない大切な写真が入っていて、異音や認識不良がある場合は、データ復旧業者へ相談する目安です。依頼前の確認事項は、データ復旧業者へ依頼する目安と、デジタルデータリカバリーの料金・流れにまとめています。

相談したからといって、そのまま作業を依頼する必要があるとは限りません。申込先の条件を確認し、取り出せるデータの範囲、見積額、キャンセル時の費用や返却条件を見てから判断してください。業者に依頼しても、すべての写真を復旧できるとは限りません。

写真を確保できたら、保存先を見直す

僕自身は、写真の保管に内蔵8TB HDD、外付け4TB HDD、4TBのNASを使っています。ただ、保存機器が複数あるだけでは、必要な写真のコピーが残っているかは分かりません。

たとえば、古い写真はNASにもあるけれど、直近の撮影分だけは外付けHDDにしかない。そういう状態になっていないか、撮影日やフォルダー単位で確認しておきたいですね。

写真を確保できた後は、別の保存先にもコピーを作ります。保存先の選び方は、写真のバックアップに使うSSD・NASの考え方を参考にしてください。異常が疑われたHDDを、そのまま唯一の保存先として使い続けるのは避けましょう。

異音がしたときに優先したいのは、音を消すことではなく、必要な写真を残すことです。使い続けて確かめる前に、ほかの保存先とデータの必要性を整理する。そのうえで、メーカーへの確認や復旧相談を選んでもらえればと思います。

出典・確認情報

以下の公式情報を2026年9月8日に確認しました。本文の判断表や写真の確認項目は、これらを基にした編集上の目安であり、個々のHDDの診断結果ではありません。

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