カメラが明るさを間違える!?露出補正の秘密

写真技法
こんにちはヨシヒコです。

みなさんカメラライフをいかがお過ごしですか?

カメラを始めたばかりの方も中級者以上の方も楽しく写真を撮りたいものですよね。

普段写真を撮っていて初心者の方はこんな感じで困ることはありませんか?
「あれ?オートで撮ったけど写真が暗いなあ・・」
「撮るたびに明るくなったり暗くなったりしちゃう・・」


今回は、以前初心者の方向けに書いたカメラの撮影モードの記事の中にも出てきた露出補正について書いてみたいと思います。

脱オート!カメラの撮影モードを変えて撮ってみよう

 

 



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露出補正って何?


以前の記事の中で撮影モードには
・オート
・プログラムオート
・絞り優先モード
・シャッタースピード優先モード
・マニュアル

の5つのモードがあるというお話をしました。

写真の明るさは露出によって決まるのですが、露出というのは絞り・シャッタースピード・ISO感度という3つの要素によって変わります。

5つある撮影モードの中でマニュアルモード以外はカメラが自動で適正露出を決めるようになっています。

さらにプログラムオート、絞り優先モード、シャッタースピード優先モードの3つのモードに関しては、カメラが決めた露出に人間側が補正をかけられるようになっています。(オートは補正ができません)

カメラが自動で決めた露出が暗いと感じれば+に補正して明るく、明るすぎると感じれば−に補正して暗く調整するといったイメージです。

このようにカメラが決めた露出を手動で調整できる機能を露出補正機能といいます。

露出補正ってどういう時に使うの?


補正の操作方法はカメラによって違うので書けませんが、どのカメラもそんなに難しい操作にはなっていないと思います。(ダイヤル回すだけとか、どこかのボタン押しながらダイヤル回すとかそんな感じです)

では露出補正をどういう時に使うかというとプログラムオート、絞り優先モード、シャッタースピード優先モードの時に撮影してみて明るさを変えたいなと思った時に+や−へ補正する、ただそれだけです。

多分明るさを変えたい時って2つのパターンじゃないかと思います。
1.適正露出で撮れているけど、写真の表現としてもっと明るく(もしくは暗く)したい。
2.そもそも自動で適正露出で撮れていない。(明るいもしくは暗い)


1はそれぞれ撮る人が「明るい写真が好き」とか「 これは暗い写真にしたい」とかの趣向や表現がありますので補正が必要なのは分かりますよね。

でも2のそもそもカメラの自動露出が間違ってしまうことってあるの?と思うかもしれません。
これだけテクノロジーが進んだ現代ならどんな場面にも自動で適正な明るさにカメラ側で出来るんじゃないかな・・と思ってしまいます。

しかしカメラには苦手なシチュエーションがあるのです。

カメラが苦手なシチュエーションとは


僕は過去に数万枚の写真を撮ってきた経験からカメラが苦手な場面ってこんな時じゃないか?と思っています。

1.画面の中に明るい所と暗い所を一緒に撮る場合
2.被写体が白い(もしくは黒い)場合



明るい所と暗い所を一緒に撮る場合


1の場合は外で逆光で撮るケースとか、室内で窓の外も一緒に撮るケースとか他にも色々ありますよね。

明るいところに露出合わせると暗い部分は黒くなるし、逆にすると明るい部分が白とびするし自動じゃなくても難しいケースです。

カメラの測光モードの設定(カメラはレンズを通して光の量を測っていますが、画面の全体から測ったり中央部分を重点的に測ったりスポット的に測ったりと色々な設定があります)によっても結果は変わってきます。

露出補正によってある程度変えることはできますが、明るいところと暗いところ両方適正露出にするのはなかなか難しいです。

明るい方に露出合わせて暗い所にストロボ使うか、HDR合成を使うか、明るい方に露出合わせて撮って後で暗い部分のシャドウ値を上げてあげるとかそういう事も必要かもです。

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被写体が白い(もしくは黒い)場合


2の被写体の色が白(もしくは黒)の場合、これもカメラは苦手ですね。

なぜならカメラは明るすぎて白くなっているのかそもそも白い色なのか判別できないからです。

そのため白い色のものは「明るすぎる!」と判断して露出を自動で下げてしまいます。

下の写真を見てください。白い被写体を様々な露出補正で撮ったものです。

それぞれの数値が露出補正の値なのですが、補正なし(0)の写真でもかなり暗いのがわかります。

これだと+2くらいまで補正してあげないと適正になりませんね。


同じように黒いものは「暗すぎる!」と判断して露出を必要以上に上げてしまいます。

黒い被写体も露出補正を変えながら撮ってみました。
(カメラの設定は先程と同じです)

今度は白い被写体の時とは逆に補正なし(0)だと明るすぎるのが分かります。

-1か-2あたりがちょうど良いかもしれません。


つまり、カメラって色の認識はできていないんですね。

そもそも色によって光の反射率が違うので光の量を測っているカメラからしたら無理もない話かもしれません。

ただ今後画像認識の技術を使えばできるようになるかもしれません。

画像認識はAIが得意としている分野ですが、現在はまだそこまでの技術はありません。

でも遠くない将来、カメラに進化したAIが組み込まれかなり精度の高い自動露出になるだろうなと期待しています。

まとめ

露出補正はカメラの自動露出の明るさより明るくしたり暗くしたりと自分で調整することができます。

露出補正が使えるのは以下のモードの時です。
・プログラムオート
・絞り優先モード
・シャッタースピード優先モード


露出補正は以下のような時に使いましょう。
1.適正露出で撮れているけど、写真の表現としてもっと明るく(もしくは暗く)したい。
2.そもそも適正露出で撮れていない。(明るいもしくは暗い)


カメラが自動露出で露出を決めるのに苦手なシチュエーションは以下。
1.画面の中に明るい所と暗い所が混在する場合
2.被写体が白い(もしくは黒い)場合


カメラが苦手なシチュエーションを知っていれば撮ってみる前にあらかじめ補正をかけたりと手間が省けることにもなります。

このように露出補正は非常に便利な機能なのでどんどん使っていきましょう!