サブスクリプション(定額制)のサービスと聞くと、NetflixやAmazon primeなど様々なサービスが思いつきますよね。
今ではそういったものに限らず家電や自動車に至るまであらゆるサービスが登場しています。
そんな中カメラにもサブスクリプションで提供されているサービスがあります。
GooPassとCAMERA RENT。
GooPassは2018年11月、CAMERA RENTは2019年10月にサービスが開始された月額制カメラレンタルのサービスです。
この記事では実際にGooPassとCAMERA RENT がどういったサービスなのか、どんな特徴があるのかを比較しながらまとめてみました。
GooPassとCAMERA RENTの機材と数の比較
実際に2つのサービスではどんな機材がレンタルできるのでしょうか?
GooPassとCAMERA RENTでそれぞれレンタルできる機材を全て調べてみました。
(2020年10月更新)
どちらのサービスも初心者用のモデルからプロが使用する最高級モデルまで幅広く取り扱っていましたが、その種類と数は比較してみると違いがありましたので表で比較してみます。
カメラ本体(ビデオカメラも含む)の比較(2020年10月更新)
カメラ本体のメーカー(ブランド)名 | GooPass | CAMERA RENT |
Canon | 55台 | 42台 |
Nikon | 40台 | 34台 |
SONY | 34台 | 36台 |
FUJIFILM | 36台 | 17台 |
OLYMPUS | 18台 | 6台 |
Panasonic | 24台 | 14台 |
PENTAX | 9台 | 8台 |
Blackmagic Design | 1台 | 0台 |
RICOH | 3台 | 1台 |
SIGMA | 5台 | 2台 |
Leica | 1台 | 1台 |
レンズの比較(2020年10月更新)
レンズのメーカー(ブランド)名 | GooPass | CAMERA RENT |
Canon | 75本 | 77本 |
Nikon | 68本 | 80本 |
SONY | 74本 | 92本 |
FUJIFILM | 31本 | 34本 |
OLYMPUS | 26本 | 27本 |
Panasonic | 34本 | 39本 |
PENTAX | 27本 | 31本 |
TAMRON | 62本 | 65本 |
SIGMA | 115本 | 149本 |
CarlZeiss | 50本 | 50本 |
Kenko | 3本 | 3本 |
COSINA | 16本 | 19本 |
Tokina | 12本 | 16本 |
Leica | 17本 | 18本 |
Old Lens | 18本 | – |
LAOWA | 0本 | 10本 |
SAMYANG | 0本 | 2本 |
その他機材の比較(2020年10月更新)
メーカー(ブランド)名 | GooPass | CAMERA RENT |
GoPro(アクションカメラ) | 6台 | 6台 |
RICOH(アクションカメラ) | 6台 | 0台 |
DJI(アクションカメラ) | 2台 | 0台 |
SONY(アクションカメラ) | 7台 | 0台 |
Shenzhen Arashi Vision(アクションカメラ) | 2台 | 0台 |
Kodak(アクションカメラ) | 2台 | 0台 |
Nikon(アクションカメラ) | 3台 | 0台 |
OLYMPUS(アクションカメラ) | 1台 | 0台 |
Panasonic(アクションカメラ) | 2台 | 0台 |
DJI(ドローン) | 9台 | 0台 |
Ryze Tech(ドローン) | 1台 | 0台 |
機材の品揃えの数に関しては以前はGooPassが多く揃っていて、CAMERA RENTは少ないという印象でしたが最近はCAMERA RENTの方も機材の数を増やしてきていますね。
現時点(2020年10月)ではカメラ本体に関しては若干GooPass、レンズに関してはCAMERA RENT、アクションカメラやドローンなどに関してはGooPassが充実しているような印象を受けます。
現時点でも各サービス様々なカメラが揃っていますが、サブスクリプションサービス自体がまだ歴史が浅いので両サービス共にこれから月日を追うごとに機材がさらに充実していくのは間違いないでしょう。
GooPassとCAMERA RENTの料金比較
そして気になる料金の比較です。
両サービス共に何段階かに分かれた定額サービスとなっており、プランによってレンタルできる機材が変わります。
GooPassはLv1〜Lv9までの9段階のプランになっており、それぞれの機材にどのLvからレンタルが出来るか設定されています。
CAMERA RENTはBRONZEプラン〜DIAMONDプランの5段階となっており、同じようにそれぞれの機材にどのプランでレンタル出来るか設定されています。
それぞれのサービスの料金プランと、どのような機材がレンタルできるかをカメラ本体を中心にまとめてみました。
※2020年2月現在
GooPass | CAMERA RENT |
BRONZE プラン ¥3,500/月 (税別) Canon EOS 70D PENTAX K-70 SONY HDR-CX680(ビデオカメラ) GoPro HERO7 など | |
Lv1パス ¥5,800/月 (税別) Canon EOS M6 Nikon D7100 SONY α5100 GoPro Fusion など | SILVERプラン ¥6,500/月 (税別) Canon EOS 7D MarkⅡ NIKON D7200 SONY α 7R GoPro Fusion など |
Lv2パス ¥9,800/月 (税別) Canon EOS 7D MarkⅡ Nikon D750 SONY α7 Ⅱ DJI MAVIC AIR(ドローン) など | GOLDプラン ¥9,500/月 (税別) Canon EOS RP Nikon Df SONY α 7RⅡ Panasonic HC-WXF1M など |
Lv3パス ¥13,800/月 (税別) Canon EOS RP Nikon Df Panasonic LUMIX DC-G9 DJI MAVI 2 ZOOM(ドローン) など | PLATINUMプラン ¥12,500/月 (税別) Canon EOS R Nikon Z6 SONY α 7SⅡ SIGMA fp など |
Lv4パス ¥17,800/月 (税別) Canon EOS 5D Mark Ⅳ Nikon Z6 SONY 7R Ⅲ DJI Phantom 4 Pro(ドローン) など | DIAMONDプラン ¥17,500/月(税別) Canon EOS 1D X Canon EOS 5D Mark Ⅳ Nikon Z7 SONY α9 など |
Lv5パス ¥23,800/月 (税別) SONY α9 FUJIFILM X-Pro3 OLYMPUS OM-D E-M1X DJI MAVIC 2 Pro (ドローン) など | |
Lv6パス ¥29,800/月 (税別) Canon EOS Ra Nikon D850 SONY α9 Ⅱ Leica Q など | |
Lv7パス ¥39,800/月(税別) Canon EOS R5 Canon EOS R6 SONY α7 S Ⅲ など | |
Lv8パス ¥49,800/月(税別) Canon EOS 1D X Mark Ⅲ Nikon D6 など | |
Lv9パス ¥79,800/月(税別) FUJIFILM GFX100 SONY FE400mm F2.8(レンズ) など |
こうして比較してみると月額料金はCAMERA RENTが安いですね。
CAMERA RENT の方がワンランク安く借りられたりする機種も結構あるので、金額を安く済ませたいならCAMERA RENT を選ぶと良いかもしれません。
GooPassの良い点は高級機が揃っていることと、Lvパスが一つ上の機材を1週間だけ借りることができる制度があることです。(対象の機種に限る)
それぞれメリットがあるので目的に合わせて選びたいところです。
どれくらいの期間借りる事ができるの?
そしてもう一つ気になる点。
機材をレンタルしていつまでに返却しないといけないという期限はあるのでしょうか?
GooPass、CAMERA RENT 共に機材をレンタルした場合の返却期限はありません。
月額料金を支払っている間は借り放題と言う事です。
これがサブスクリプションサービスの特徴ですね。
基本的には機材は借りっぱなしでOKですが、他の機材を借りたい場合はレンタル中のものを返却してからの貸し出しになります。
故障などが発生した時の補償は?
カメラを使用していれば故障が発生してしまうこともあります。
また不注意によって機材を破損させてしまうこともあるかもしれません。
そういった時の補償も確認しておきたいですね。
GooPass
・通常の利用においての故障は修理費用負担なし
・不注意の破損はLv1の場合は免責上限¥2,000、Lv2以上は免責上限¥5,000
CAMERA RENT
・通常の利用においての故障は修理費用負担なし
・通常使用でのキズや汚れを超える破損や故障の場合に備え、補償(月額350円:税別)を付ける事が可能
不注意の破損や故障など、通常使用以外での故障が発生した場合の補償方法は両サービスで違いがあります。
GooPassは破損が発生した場合のみLv1パスで免責上限¥2,000、Lv2以上で免責上限¥5,000となっています。
CAMERA RENTは月額¥350の補償を付けていれば破損等発生時も料金は発生しません。
しかし補償を付けていなかった場合は「適正な修繕にかかる費用または破損等による当社の損失相当額をご負担いただきます」と記載されています。
カメラを落としてしまったり、濡らしてしまって故障したりするということは可能性があることですので、GooPassにはそのまま付いていますが、CAMERA RENTを利用される場合も補償を付けることをお勧めします。
まとめ
この記事ではGooPassとCAMERA RENTというカメラのサブスクリプションサービスを比較してきました。
GooPass
・機材の種類や数が豊富で高級機やドローンなども揃っている
・月額料金は比較すると高い
・Lvパスが1つ上の機材を1週間借りられる
・不注意の故障時などは免責金で修理ができる
CAMERA RENT
・レンズの種類と数が豊富
・月額料金はGooPassよりも安い
・不注意の故障時は補償(月額¥350)に入っていれば良いが、入っていないと修理代満額負担となる
このようにそれぞれのサービスに特徴がありますので、ご自身の使用スタイルに合わせて是非ご利用を検討されてはいかがでしょうか。
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