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証明写真を自分で撮る方法|写真館のカメラマンが教える光・背景・姿勢のコツ

日本の住宅の部屋で、白い壁の前に三脚に取り付けたスマートフォンとスタンドライトが置かれ、証明写真を撮る準備をしている様子 写真技法
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こんにちは、ヨシヒコです。

履歴書やマイナンバーカードの申請で証明写真が必要になったとき、「わざわざ撮りに行くのも面倒だし、スマホで撮れないかな」と思ったことはありませんか?

試しに撮ってみたら顔に影が出たり、後ろの壁が汚れて見えたり、なんとなく自撮りっぽくなってしまったり。そもそも自分で撮った写真を提出していいのかも気になりますよね。

僕は写真館で証明写真を撮っています。その立場から先に答えを書いておくと、自分で撮った写真も使えます。 マイナンバーカードはスマホで撮った写真でも申請できますし、パスポートのオンライン申請では申請の途中にアプリで撮影することもできます。

ただし、提出先の規格(大きさ、撮影した時期、背景、影、加工など)を満たしていることが条件です。

そして正直なところ、写真館で撮った写真と自分で撮った写真は、見ればすぐに分かります。違いが出るのは、おもに光の当たり方と背景です。逆に言えば、そこを整えれば差はかなり縮まるということですね。

この記事では、提出先ごとの規格と、写真館で撮影するときに気をつけていることを、自宅でもできる形で紹介します。

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自分で撮った証明写真は使える?提出先ごとの規格

まずは提出先の規格を確認しておきましょう。代表的な3つを並べるとこうなります。

提出先 写真の大きさ 主な条件
履歴書(厚生労働省の様式例) 縦36〜40mm×横24〜30mm 本人ひとり、胸から上。応募先に指定があればそちらに合わせる
マイナンバーカード 郵送は縦4.5cm×横3.5cm 6か月以内に撮影、正面・無帽・無背景。オンライン申請はデータで提出(下で説明)。スマホで撮った写真も可
パスポート 縦45mm×横35mm(顔の長さは34mm前後) 6か月以内に撮影、正面・無帽、背景と影がないこと(背景は白の無地を推奨)。加工や左右反転は不可

パスポートは規格がいちばん細かく、顔の長さ(頭のてっぺんからあごまで)は34mm±2mm、頭の上の余白は4mm±2mmと決められています。国際的な規格にもとづいていて、渡航先の国によっては入国審査で顔認証に使われることもあるためです。

また、どの提出先も共通して顔や背景に影があるもの、顔が傾いているもの、前髪で目元や顔の輪郭が隠れているものは不適切な例として挙げられています。このあと紹介する撮り方は、ちょうどこのあたりを避けるためのものです。

写真館の写真と自撮りは、どこで見分けがつくのか

写真館で撮った証明写真と、自分で撮った証明写真は、並べなくても見ればすぐに分かります。

いちばん大きいのは光の当たり方です。部屋の照明だけで撮った写真は、顔に影が出てしまいがちです。

次が背景です。自宅だと、カーテンの折れ線や壁の前に置いた物、背景に落ちた影などが写り込みやすいんですね。

姿勢や表情、服装も大事ですが、自撮りっぽく見える原因はおもにこの2つです。なのでまずは光と背景から整えていきましょう。

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撮る前の準備:光と背景を整える

光は「正面」と「斜め前」の2つを組み合わせる

上から見た図。白い壁の前に撮られる人が立ち、正面にカメラ。カメラのそばに正面からの光、斜め前に2つ目の光を置き、天井の照明は補助の光として使う配置

写真館の写真に寄せたいのであれば、正面からの光と、斜め前からの光の2つを組み合わせるのがおすすめです。

光が1つだけだと、どうしても顔や背景に影ができてしまいます。光を2つ以上にすることで、1つ目の光でできた影を2つ目の光で消すことができます。

2つの光は、窓から入る光でも、部屋のスタンドライトなどの照明でもかまいません。例えば窓の光を斜め前からの光にして、正面はカメラのそばに置いた照明にする、といった組み合わせでもOKです。

部屋の天井の照明を使ってもいいのですが、天井の照明は上から当たる光になります。天井の照明だけで撮るのではなく、2つの光を補う「補助の光」として使いましょう。

背景は白い壁がいちばん

自宅で撮るなら、背景は白い壁がいちばんです。

カーテンは無地のものでも、縦に折れ線(ひだ)が入るのでおすすめしません。大きな白い紙があればそれでも大丈夫ですが、背景になるほど大きな紙は普通の家にはなかなかないと思います。

パスポートの規格では、背景は白の無地が推奨されていて、背景に柄や凹凸があるもの、ものが写り込んでいるもの、背景に影があるものは不適当とされています。壁の前に物が置いてあれば片付けて、撮った写真の背景に影が出ていないかも確かめてください。

撮るときのチェックリスト:姿勢・髪型・表情・服装

光と背景が整ったら、次は写る人のチェックです。写真館で撮影するときに僕が見ているのは次のところです。

姿勢

  • 顔が左右に傾いていないか
  • 左右の肩の高さがそろっているか(肩が水平になっているか)

マイナンバーカードでも「顔が左右に傾いている」は不適切な例に挙がっています。

髪型

  • 髪が乱れていないか
  • 前髪が目にかかっていないか
  • 髪で顔の輪郭が隠れていないか

目元と輪郭は、どの提出先でも隠れていないことが求められる部分です。

表情

証明写真は基本的には真顔です。

ただ、提出先によっては少し柔軟に考えています。パスポートやマイナンバーカードのような公的機関に出す写真は真顔です。履歴書などで印象を少し柔らかくしたい場合は、真顔よりほんの少しだけ口角を上げることはあります。そのときも口は開けないようにしましょう。

服装

  • ネクタイが曲がっていないか
  • 襟がきちんとなっているか(折れたり立ったりしていないか)

証明写真は胸から上が写るので、襟元も写真にしっかり残ります。

服装・髪型・メガネをもう少し詳しく知りたい方は、証明写真の服装・髪型・メガネで紹介しています。

カメラ・スマホの置き方と撮り方

  • カメラは正面から。 顔の向きが横を向いていたり、顔の位置が片寄っていたりする写真は不適切な例に挙がっています
  • できれば誰かに撮ってもらう。 難しければスマホを固定してセルフタイマーを使いましょう。腕を伸ばして持つ自撮りでは、どうしてもカメラと顔の距離が近くなり、正面からまっすぐ撮るのも難しくなります
  • 左右が反転していないか確かめる。 スマホのインカメラは、機種や設定によっては鏡に写したように左右反転した写真が保存されます。パスポートでは左右反転した写真は不適当とされているので、髪の分け目や服の合わせなどで確認しておきましょう
  • ピントと手ぶれ。 ピンぼけや手ぶれで不鮮明な写真も不適切な例に挙がっています。撮ったら拡大して目元がはっきり写っているか見ておくと安心です
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撮ったあと:加工はしない、サイズを合わせる

顔の加工はしない

アプリで肌をきれいにしたり、目を大きくしたりするのはやめておきましょう。パスポートでは、目を大きく見せる、美白処理、ほくろやしわの修正などで本人のイメージを変えた写真は不適当とされています。マイナンバーカードでも、画像編集ソフトで加工された画像は受け付けられない場合があると書かれています。

印刷して使う場合

履歴書やマイナンバーカードの郵送申請のように紙で出す場合は、決められた大きさに合わせて印刷します。写真の大きさ(L判など)については写真のサイズ一覧で紹介しています。

パスポートは顔の長さや余白まで決まっているので、印刷する前に寸法をよく確認してください。

データで提出する場合

オンライン申請では、写真をデータで提出します。

  • マイナンバーカード:JPEG、RGBカラー、20KB〜7MB、幅と高さがそれぞれ480〜6000ピクセル
  • パスポート(マイナポータルでの申請):JPG、600KB以内(超えた場合はマイナポータルで圧縮される)

ファイルの容量が大きすぎる場合は、写真や画像のサイズを小さくする方法を参考にしてください。

自分で撮るのが向かない場合

自分で撮った写真も使えますが、次のような場合は写真館や証明写真機を使った方が安心です。

  • 光を2つ用意できない、白い壁がないなど、撮る環境が整えられない
  • パスポートのように寸法が細かく決まっていて、自分で合わせる自信がない
  • 提出の期限が近く、撮り直しになると困る

規格に合わない写真は撮り直しを求められることがあります。自分で撮るのは手軽ですが、準備と確認の手間はかかるということですね。

まとめ

  • 自分で撮った証明写真も、提出先の規格を満たせば使える
  • 写真館の写真と差が出るのは、おもに光と背景
  • 光は正面と斜め前の2つを組み合わせて影を消し、天井の照明は補助に
  • 背景は白い壁。カーテンは折れ線が入るので避ける
  • 姿勢(顔の傾き・肩の水平)、髪型、表情、服装をチェック
  • 顔の加工や左右反転はしない

どちらが優れているということではなく、時間や環境に合わせて選べばいいと思います。自分で撮る場合は、まず光と背景から試してみましょう。この記事が参考になれば嬉しいです。

逆光で顔が暗くなってしまう場合は逆光で写真が暗くなる原因と対策も参考にしてください。

出典・確認情報

2026年9月28日に、次の公式情報を確認しました。規格は変わることがあるので、提出前に各公式サイトも確認してください。

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