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ホワイトバランスとは?写真が青っぽい・オレンジっぽくなる理由と、写真館での設定|カメラの基礎

夕暮れの屋外テラスのイメージ。白いテーブルクロスの丸テーブルに白いカップとソーサーがあり、電球のストリングライトに近い側はオレンジ色っぽく、青い空に近い側は青っぽく見える 写真技法
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こんにちは、ヨシヒコです。

部屋の電気の下で撮ったら写真が全体的にオレンジっぽくなった、日陰で撮ったら青っぽくなった、なんてことはありませんか?

その色を整えるのがホワイトバランスです。ホワイトバランスは、光の色に合わせて、白いものを白く写すための機能です。光にはそれぞれ色があって、写真にはその色が出てしまうので、ホワイトバランスで「この光ならこれが白」という基準を合わせてあげます。

ふだんはオートで大丈夫なことが多く、オートで色がおかしいときにプリセット(晴天・電球など)や色温度の数字、カスタム(白やグレーを撮って合わせる)に切り替える、という順番で考えるとわかりやすいです。

この記事では、ホワイトバランスの違いが分かる写真、光の色と色温度、設定の種類、写真館で撮っている僕の設定を紹介します。

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ホワイトバランスで写真の色はこれだけ変わる

まずは写真を見てください。僕が同じ果物を同じ場所・同じ明るさの設定のまま、ホワイトバランスだけ変えて続けて撮ったものです。

ホワイトバランスをオートにして撮った果物の写真。リンゴ、ブドウ、バナナが並び、後ろの壁がほぼ白く、見た目に近い色で写っている

オート

オートでは、後ろの壁がほぼ白く、見た目に近い色で写りました。ここから、プリセットを色温度の低い順に変えていきます(色温度はキヤノンの説明書の目安)。

ホワイトバランスを白熱電球にして撮った果物の写真。全体が青っぽく、後ろの壁も水色に写っている

白熱電球(約3200K)

ホワイトバランスを太陽光にして撮った果物の写真。オートより少しだけ黄色っぽい

太陽光(約5200K)

ホワイトバランスをくもりにして撮った果物の写真。全体が黄色っぽく、後ろの壁もクリーム色に写っている

くもり(約6000K)

ホワイトバランスを日陰にして撮った果物の写真。5枚の中でいちばんオレンジっぽく写っている

日陰(約7000K)

同じものを撮っているのに、壁やテーブルの色、バナナの黄色、ブドウの色の見え方まで変わっているのが分かると思います。

ここで面白いのは、設定した色温度の数字が低いほど青っぽく、高いほど赤っぽく(オレンジっぽく)写っていることです。ホワイトバランスは「この色温度の光で白く見えるように」色を打ち消すので、実際の光より低い数字に合わせると青く、高い数字に合わせると赤く写るんですね。

光には色がある(色温度)

人間の目は、照明が変わっても白いものを白く感じるように順応してくれます。でもカメラは、ホワイトバランスが光に合っていないと、光の色がそのまま写真に出てしまいます。電球の下ではオレンジっぽく、日陰では青っぽく写るのはそのためです。

この光の色を数字で表したのが色温度で、単位はK(ケルビン)です。ニコンの説明書では、色温度が低いほど赤みを帯びた光、高いほど青みを帯びた光と説明されています。

光の色と色温度の図。色温度は光の色をK(ケルビン)で表したもので、低いほど赤み、高いほど青みを帯びる。目安は白熱電球が約3200K、太陽光が約5200K、くもりが約6000K、日陰が約7000K。色温度を数字で設定するときは、写真が赤っぽいなら数字を低く、青っぽいなら数字を高くする

図の値は、キヤノンの説明書(EOS R50 V)に書かれている目安です。ニコンのZ 5の説明書では晴天日陰が約8000K、電球が約3000Kなど、メーカーや機種によって少し違います。

色温度を数字で指定するときは、撮った写真が赤っぽい(オレンジっぽい)と感じたら数字を低く、青っぽいと感じたら数字を高くします。

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ホワイトバランスの設定の種類

ホワイトバランスの設定は、大きく分けて次の4つです。呼び方はメーカーで違うので、カッコの中にニコンとキヤノンの呼び方を入れています。

設定 どんなものか
オート カメラが自動で合わせる。ほとんどの光に対応できる。電球の下で白を優先するか、雰囲気(電球の色)を残すかを選べる機種もある
プリセット(晴天、曇天、日陰、電球、蛍光灯、フラッシュなど) 光の種類を選ぶと、決まった色温度で写る
色温度(ニコン:色温度設定、キヤノン:色温度) 色温度を数字で指定する(約2500〜10000K)
カスタム(ニコン:プリセットマニュアル、キヤノン:マニュアルホワイトバランス) 撮影する場所の光の下で白いもの(グレーカードなども使える)を撮って、それを基準に合わせる

ニコンもキヤノンも、ふだんはオートで適切なホワイトバランスになり、思った色にならないときに光源に合わせて変える、と説明しています。

写真館で撮っている僕のホワイトバランスの設定

スタジオではカスタム

写真館のスタジオで撮るときは、カスタムで合わせています。ドーム型のホワイトバランスセッターを使ってグレーの画像を撮り、その画像を選んで基準にしています。ストロボで撮るときも同じです。

ニコンの説明書でも、スタジオ用の大型ストロボを使うときは、オートにしていても適正なホワイトバランスにならないことがあり、その場合はフラッシュのプリセットで微調整するか、プリセットマニュアル(カスタム)を使うように書かれています。

スナップではオートが多い

スナップを撮るときは、オートにすることが多いです。オートでだめなときは、プリセットや色温度の指定に切り替えています。

ホワイトバランスが難しい場面

僕がスナップで難しいと感じるのは、自然光とストロボの光を一緒に使って撮るときです。電球の色、壁の色、テーブルの色など、いろいろなものの反射が混ざるので、色を合わせるのが難しいことがあります。

キヤノンの説明書でも、画面の中に複数の光源があるときは、オート(ホワイト優先)でも赤みの少ない写真にならないことがあると書かれています。

それと、JPEGで撮っていると、あとから編集しても完全には戻らないので困ることがあります。RAWで撮っておけば、撮影後にソフトでホワイトバランスを調整できます。RAWとJPEGを一緒に記録する方法はRAWとJPEGの同時記録で紹介しています。

まとめ

  • ホワイトバランスは、光の色に合わせて白いものを白く写すための機能
  • 光には色温度(K)があり、低いほど赤み(電球など)、高いほど青み(日陰など)を帯びる
  • 設定の数字が実際の光より低いと青っぽく、高いと赤っぽく写る
  • ふだんはオートで、色がおかしいときはプリセット・色温度・カスタムに切り替える
  • 色温度を数字で決めるときは、写真が赤っぽければ低く、青っぽければ高くする
  • 写真館のスタジオでは、グレーを撮ってカスタムで合わせている。スナップはオートが多い
  • いろいろな光が混ざる場面は難しい。JPEGだと後から完全には戻らないが、RAWなら撮影後に調整できる

明るさを調整する露出補正と同じで、カメラまかせで合わないときに自分で合わせられるようになると、写真の色が見た目に近づきます。光の色については光と色のお話でも書いています。参考になれば嬉しいです。

出典・確認情報

2026年10月5日に、次の公式情報を確認しました。

果物の写真は僕が撮ったものです。ホワイトバランスの設定は、写真館で撮影している僕の経験です(2026年10月)。

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