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焦点距離とは?画角との関係と、広角・標準・望遠の目安|カメラの基礎

晴れた朝の港町で、坂の上から海へまっすぐ下る石畳の坂道を見下ろしたイメージ。両側に家並みと植木鉢、坂の先に港と海、遠くに山並みが見える 写真技法
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こんにちは、ヨシヒコです。

レンズに書いてある「24mm」や「50mm」「18-55mm」といった数字。これが何を表しているのか、よく分からないまま使っている、なんてことはありませんか?

この数字が焦点距離です。焦点距離は、写る範囲(画角)を決めるレンズの数字で、数字が小さいほど広い範囲が写り(広角)、大きいほど狭い範囲が大きく写ります(望遠)。

この記事では、焦点距離と画角の関係、広角・標準・望遠の目安、カメラによる見え方の違い、焦点距離で変わる背景の入り方と、写真館で人を撮っている僕の焦点距離の使い分けを紹介します。

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焦点距離とは

焦点距離は、ピントを合わせたときのレンズから撮像素子までの距離のことで、28mmや50mm、100mmといった数値で表されます。

ただ、撮るときに覚えておきたいのは仕組みよりも、焦点距離が変わると写る範囲が変わるということです。

焦点距離と画角

撮像素子に写る範囲を角度で表したものを画角といいます。

  • 焦点距離が短い(数字が小さい)レンズほど、画角が広くなり、広い範囲が写る
  • 焦点距離が長い(数字が大きい)レンズほど、画角が狭くなり、被写体が大きく写る

同じ場所から同じ被写体を撮ると、焦点距離によってこんなふうに写る範囲が変わります。

同じ場所から焦点距離だけを変えたときの写る範囲のイラスト。24mm(広角)では公園の景色が広く写り、50mm(標準)、70mm(望遠寄り)と数字が大きくなるほど写る範囲が狭くなり、真ん中の女性が大きく写る。イラストを焦点距離の比で切り抜いたイメージ

広角・標準・望遠の目安

画角が広いレンズを広角レンズ、狭いレンズを望遠レンズと呼びます。ニコンの解説では、おおよその目安として次のように紹介されています。

レンズ 焦点距離の目安 写る範囲
広角レンズ 35mmくらいまで 広い(被写体は小さく写る)
標準レンズ 50mm前後 中くらい
望遠レンズ 85mm以上 狭い(被写体は大きく写る)

これはフルサイズのカメラでの目安です。

ズームレンズの「18-55mm」は焦点距離の幅

ズームレンズには「18-55mm」のように2つの数字が書かれています。これは、一番広く写せる焦点距離(18mm)から、一番狭く写せる焦点距離(55mm)までの幅です。

焦点距離が1つだけのレンズは単焦点レンズといいます。

APS-Cでは写る範囲が狭くなる

同じ焦点距離のレンズでも、カメラの撮像素子の大きさによって写る範囲が変わります。

APS-Cのカメラで撮ると、フルサイズより狭い範囲が写ります。ニコンのAPS-C(DX)では、レンズに書かれた焦点距離の約1.5倍のレンズをフルサイズで使ったときと同じくらいの範囲になります。たとえば18-55mmのレンズなら、フルサイズでいう27-82.5mmくらいの範囲が写る、ということですね。

フルサイズとAPS-Cの違いは撮像素子の大きさの違いで詳しく書いています。

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焦点距離で変わる背景の入り方

焦点距離が変わると、写る範囲だけでなく、背景の入り方も変わります。

人を同じ大きさに写そうとすると、広角レンズでは人に近づき、望遠レンズでは人から離れて撮ることになります。このとき、広角レンズでは背景が広く写って遠近感が強調され、望遠レンズでは背景があまり写らず、遠近感が圧縮されたように見えます。

人を同じ大きさに写したときの背景の図。上から見て、広角レンズでは人に近づいて撮るので背景が広く写る。望遠レンズでは人から離れて撮るので背景が狭く写る(遠近感が圧縮されたように見える)

イラストで比べると、こんな感じです。木と人の間の実際の距離は同じですが、望遠では背景が狭く、木も山も大きく写ります。

人を同じ大きさに写したときの背景を比べたイラスト。上の広角(近づいて撮る)では背景が広く、木が6本ほど小さく写る。下の望遠(離れて撮る)では背景が狭く、木も山も大きく写る。木と人の間の実際の距離は同じ

同じ人を同じ大きさに撮っても、背景をたくさん入れたいか、背景をすっきりさせたいかで、焦点距離の選び方が変わるということですね。背景のぼけ方は絞りでも変わるので、絞り(F値)の記事も参考にしてみてください。

写真館で撮っている僕の焦点距離の使い分け

写真館ではだいたい30〜70mm

写真館で人を撮るときは、だいたい30mm〜70mmくらいで撮っています。ズームレンズを使っていて、人数や構図によって焦点距離を少しずつ変えています。

人の置き方や並べ方は人物写真の構図のコツで紹介しています。

スナップでは広角寄りと望遠寄りの2台持ち

スナップを撮るときもズームレンズを使うことが多いですが、広角寄りのズームと望遠寄りのズームで、カメラを2台持ちにしています。

背景の入り方と、広角の歪みに気をつける

焦点距離を選ぶときに考えているのは、背景の入り方です。焦点距離で背景の写り方が変わるので、そのあたりは考えながら撮っています。

もう一つ気をつけているのが、広角にしすぎると歪みが大きくなることです。特に集合写真などでは気をつけています。

ただ、距離を取れない場所だったり、どうしてもストロボを強く当てないといけない環境だったりすると、近づいて目いっぱい広角で撮ることもあります。

望遠にするほど手ブレに気をつける

焦点距離が長くなるほど、少しの手の動きでも写真がブレやすくなります。手持ちで撮るときの目安としてよく使われるのが「1/焦点距離」秒より速いシャッタースピードです。詳しくはシャッタースピードの目安で紹介しています。

まとめ

  • 焦点距離は、レンズの「24mm」「50mm」などの数字で、写る範囲(画角)を決める
  • 数字が小さいほど広く写り(広角)、大きいほど狭く大きく写る(望遠)
  • 目安は、35mmくらいまでが広角、50mm前後が標準、85mm以上が望遠(フルサイズの場合)
  • APS-C(DX)のカメラでは、焦点距離の約1.5倍のレンズと同じくらいの範囲が写る
  • 人を同じ大きさに写すと、広角は背景が広く、望遠は背景が狭く写る
  • 写真館ではだいたい30〜70mmのズーム、スナップは広角寄りと望遠寄りの2台持ち
  • 広角にしすぎると歪みが大きくなるので、集合写真などでは気をつける

何mmが正解ということはないので、背景をどれくらい入れたいか、どれくらい離れて撮れるかで選んでみてください。参考になれば嬉しいです。

出典・確認情報

2026年10月8日に、次の公式情報を確認しました。

焦点距離の使い分けは、写真館で撮影している僕の経験です(2026年10月)。図は焦点距離の比やニコンの解説をもとに描いた模式図で、写真の作例ではありません。

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